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人生の添乗員®ファイナンシャルプランナーの牧野寿和です!

許容範囲で買い物をする物としない物 (金, 15 9月 2023)
東京から大阪へ新幹線で移動するとします。 あなたは、普通車に乗りますか? それともグリーン車に乗りますか? 自由席かもしれません。 同じ距離を乗車するのだから、 乗車券の運賃は同じですが、 特急券の料金は違ってきます。 どの値段の座席にするのか、 決めるには理由があるでしょうし、 または、いつもは普通席に乗っていても、 今回は、グリーン車に乗る場合、 その理由があるでしょう。 特に、いつもより高い席に乗車した時、 なぜその席にしたか明確な理由があれば、 乗車した後に違和感を感じることはないでしょう。 このことは、新幹線に乗るときばかりではなく、 お金を使う様々な場面でもあることです。 そこで今回は、 お金を使う許容範囲について考えてみます。 お伝えする記事の内容は次のとおりです。 ・混在した価値観を生涯持っている ・自分の許容範囲より高いものを買う手段 ・家計での許容 ・価値のあるものを買う --------------------------------- 混在した価値観を生涯持っている --------------------------------- 誰もが無駄使いはしたくはないです。 しかし無駄な物を買っても、 買った本人も含め、 一目瞭然の品物もあれば、 買った方に価値があっても、 周りの方から見れば、 無駄な物にすぎないこともあります。 では、買うものの価値感は、 どのように身に付いたのでしょう。 ・子どものころから親や親せきから ・学校で先生から ・自分で収入を得るようになってから ・自身の長年の社会経験から 身に付けた経緯はさまざまでしょう。 そして、この価値観はひとつだけではなく 生涯一貫して変わらない価値観もあれば、 自身の体験によって変わっていく価値観と、 私たちは混在した価値観を持っていながら、 買う物を決めるので、 時には、無駄な物を買ってしまうことも、 あるのでしょう。 ---------------------------------------- 自分の許容範囲より高いものを買う手段 ---------------------------------------- 住宅や自家用車の購入や また子どもがいる家庭では教育費など、 一度に支払いができない、 日頃の許容範囲を超えるときは、 身の回りや生活用品を買う時とは違い、 まず、計画的にその資金を準備します。 たとえば、住宅を購入するなら、 いくら気にいった物件でも、まず、 購入額分の価値ある住宅か購入前に確かめます。 同時に、購入資金の確認もします。 購入資金を住宅ローンを組んで、 融資を受けるなら、 ・自己資金額 ・住宅ローンで借入する金額 ・購入手続きのための諸費用 ・返済期間 ・毎月の返済額 ・返済利息総額 などを算出して、完済が可能かを判断してから、 住宅ローンを契約する金融機関などを決めます。 人によっては、 配偶者も住宅ローンを組くか、 親から生前贈与をしてもらうか、 といった方法で購入資金を満たすでしょう。 いずれにしても、 これまでの自身の許容範囲を超える 買い物をするときには、 机上では購入出来ても、 購入する物件に、 何らかの価値を見出していないと、 その買い物は失敗する可能性が高いのです。 -------------- 家計での許容 -------------- 繰り返しになりますが、 高額な住宅を購入した時、 何とか購入出来て、 何とか住宅ローンも返済できる。 それだけでは、 机上では成り立っても、 家計では成り立たなくなるかもしれません。 なぜなら、 立地から、また住宅維持する経費も 必要になるからです。 立地がまわりに日常の買い物のできる店や 病院がなければ、 そこに行く交通費の負担が必要になります。 また、その住宅がオール電化の住宅なら、 メンテナンス費用や、 将来、設備の交換費用などが必要です。 このような費用も支払うことができるか、 購入前の検証が必要です。 そしてなにより、物件購入後も、 住宅ローンを返済している間は、 家計収支の推移を絶えず注視することです。 この返済期間中に、 無駄使いをしなくなった。 買いたいものを我慢するようになった。 つまり、家計でも買い物の許容範囲が、 厳しくなった。 と、筆者がよく聞くことです。 購入物件に価値観を持っているから、 できるのでしょう。 ----------------------- 価値のあるものを買う ----------------------- ただし、結婚する前の家計収支の許容範囲と、 結婚後の許容範囲は変化するでしょう。 家族の成長や収入によっても、 変わっても来ます。 また、個々人や家計の許容範囲も 混在します。 つまり、買うと決めたら、 価値あるものを購入することを 心掛けることです。 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆    今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* 家計支出の許容範囲は、 家計収支と家族が創造した価値で 決めるものです! *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: 許容範囲を超えるものを購入して、 後に価値がないとわかっても、 それは後の祭りです!?   人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第559号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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金融商品で資産形成する基礎 (Fri, 08 Sep 2023)
株式とか投資信託といった金融商品を使って、 資産形成をすることは、 単にお金を貯めていくのではなく、 貯まったお金にも働いていただく、 適切な方法です。 しかし、お金を銀行に預けておくだけでは、 お金は増えないことはわかっていても、 金融商品で運用するのはどうも……? という方もいます。 そこで今回は、 金融商品で資産形成をする基礎について、 お話していきます。 筆者は、この記事を読んでいただいた後で、 「株式や投資信託で、 金融資産を増やしてもいいかな」 と思っていただければとも思っています。 お伝えする記事の内容は次のとおりです。 ・金融商品へ投資はしない理由 ・投資するときの費用 ・リスクとリターンの考え方 ・お金を使わないと儲からない  ---------------------------------- 金融商品へ投資はしない理由 ---------------------------------- 株式や投資信託を利用して資産を成したくても、 その具体的な方法を、 証券会社や関連した諸団体や協会などの、 サイトで説明した記事を読んだり 動画を観ても、結局よくわからない。 銀行に預金しておけば、現在は、 お金が増えることはないけど、減りもしない。 だから、このままで「まあ、いいか」 と思い銀行に預金している。 という方もいます。 また、投資した資金(元本:がんぽん)が、 運用次第では、元本より減ってしまうことも、 投資をすることに躊躇する、 理由でもあります。 そこで、金融資産で資産形成をする基礎として、 運用するための費用からお話します。 ------------------------- 投資するときの費用 ------------------------- 投資をするためには、 投資をする資金のほかに、 たとえばA社の株式を購入して、 収益を上げて売却するまでに、 A社に行って直接株式を購入することはできず、 また売却もできません。 証券会社を通して売買をします。 そのために、証券会社への売買手数料を支払います。 この金額は、証券会社によって違います。 また、購入した時の株価より、 売却する時の株価高くなっていれば、 その差額が収益として、 また、配当金が出ればその金額に対して、 それぞれ課税されます。 また、投資信託は、 株式とは仕組みが異なりますが、 端的に言えば、 投資信託の商品(ファンド)を購入して、 売却するまでかかる諸費用は、 株式の流れは同様です。 ただし、投資信託では、 運用中や投資を止めた時も費用が必要です。 この費用を含めて、 また、同じファンドで、 その取扱い費用は、取り扱う金融機関によって、 ちがうことがあります。 なお、NISAやiDeCoを利用して運用すれば、 税制が優遇されます。 ---------------------------- リスクとリターンの考え方 ---------------------------- また、投資した元本が運用次第で、 元本を下回るリスクを嫌う話はよく聞きます。 リスクとは、 たとえばA社の株価が現在500円のとき、 株価が520円に値が上がったり、 480円に値が下がったり、 このブレのことをいいます。 たとえば、500円で買って520円になれば、 20円(諸費用は含めず)のリターンがあったのです。 従って、A社の株価が、 今後950円になるか50円になるか、 A社の業績見通しで、 大幅に上下する状態であれば、 ハイリスク、ハイリターンの株式といえます。 ちなみに、銀行の預貯金は、 ローリスク、ローリターンの商品といえます。 ------------------------------ お金を使わないと儲からない ------------------------------ このように、リスクのある商品を運用するには、 そのリスクを容認できる資金がないと、 運用をすることはできません。 強行すれば、 投資ではなくばくちになります。 また、運用するためには、 そのための勉強する資金を惜しまない方が、 短期間に、また確実に、 運用の方法が身に付くでしょう。 たとえば、ピアノの弾き方を覚えるのに、 また、水泳の仕方を覚えるのに、 月謝を払って教室に通うようにです。 そして体に馴染ませることが大切です。 たとえば、毎月1万円ずつ 株式と投資信託に まずは1年間投資てしてみれば、 その方の体で覚えることができます。 また、わからないことは、 口座を開設している証券会社なりに、 尋ねれば、 実際にお金を使って投資をしていますから、 具体的な回答を求めることができます。 そして、銀行預金と 元本保証のない金融商品との違いも 理解できることでしょう。 かつて、銀行預金は、 生活資金を預けておく普通預金の機能と 余裕資金を預けておく、 定期預金などの商品がありました。 預けた資金を銀行は貸付け、 銀行は利息を稼ぎ その利息の中から預けた資金に利息付く、 つまり金融の機能が成り立ってしました。 しかし現在は、低金利で、 この2つの機能が混在しているのです。 このように考えてくると、 金融商品で資産形成をする基礎として、 より確実性のあるリターンを得るために、 適切にお金を使い、 座学だけではなく、 手間をかけてリスクを学ぶことです。 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆    今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* そのしくみの根本を知らないで、 うわべだけで動いて、 一時期な収益はあっても、 資産は形成できません! *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: なにごとも、身に付けるためには、 時間も時には費用も必要です! それを短時間で習得する方法はある!?   人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第558号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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住宅を所有しないと老後はどうなるの? (Fri, 01 Sep 2023)
  「わたしは生涯結婚しないつもりです。 介護が必要になれば、施設に入所して 生涯を終えたいと思っています。 私の考え方は間違っていますか?」   という相談が、以前筆者のところに 40代の単身の女性からありました。   そこで今回は、 単身の方が生涯住宅を所有しない、 生き方を考えてみます。   お伝えする記事の内容は次のとおりです。 ・単身者の住宅を持つ予定は少ない?持ち家がないと老後が心配?生涯の後片づけは誰がする?結論   ---------------------------------- 単身者の住宅を持つ予定は少ない? ---------------------------------- 多少古い資料にはなりますが、 総務省が平成22年に発表した 「住宅・土地統計調査、 追加集計統計トピックスNo.47」によりますと、   単身女性40歳代の 一戸建ての所有率は、19.6% 同じく共同住宅(マンション)は、39.8% 合計59.4%となっています。   ちなみに、単身の男性は、 一戸建ての所有率は、26.3% 同じく共同住宅(マンション)は、22.6% 合計48.9%と高い所有率です。   さらに、45~49歳で共同住宅(マンション)を 所有する割合は、 女性(21.9%)が男性(11.7%)のほぼ2倍、 女性はマンションを購入する割合が多いようです。   どちらにしても、 40歳代から、単身の方は老後の住まい準備を はじめる方が多いようです。   しかし、まだ半数の方は、 賃貸住宅に住んでいるといえます。   この中で、どのくらいの方が、 将来住宅を所有しようとしているのか、 生涯、賃貸で住み続けるのか、   相続などで将来住宅を所有する方はともかく、 住宅ローンを組んで購入するには、 躊躇したりと、 資金面を含めて悩む時期でもあるでしょう。   --------------------------- 持ち家がないと老後が心配? ---------------------------- 筆者は、冒頭の女性のほかに、 持ち家がないと老後が心配、 といった相談を受けることがあります。   持ち家があれば心配しなくてもいいけど、 賃貸だから、   賃貸に住むのであれば、 (1)生涯家賃を払っていけるか   また、築古な住宅なら 将来その住宅をオーナーが、   建替えた場合、 (2)家賃が高くなっても借りられるか?   単に立ち退きを要請された場合、 (3)新居が見つかるか? (4)新居に入居するための保証人はいるか?   といった心配が、 生涯付きまとうことが考えられます。   (1)から(4)の事態にならない対策として、 貯蓄をしておくこと。   また「築浅物件」といわれる、建物が建てられてから 経過した年数が経っていない物件に住むことです。   それに、入居するとき「普通借家契約」で、 長期に住むことができるようにしておくことです。   なぜなら、「定期借家契約」のような契約期間を 定めて契約では、 契約期間以降も継続して住み続けたくても、   オーナー側の様々な理由で、 再度、継続して契約することに 合意しなければ、 その物件から退去しなくてはなりません。   このように、確かに持ち家では、 心配しなくてもいいことが 賃貸住宅に住む時には心配があります。   ------------------------- 生涯の後片づけは誰がする? -------------------------   持ち家に住んで決めておくことに、   自身が生涯を終えた後、 いわゆる後片づけは誰にしてもらうのか?   生前からその人を委ね、 周りに迷惑がかからないように、 自身の資産を後片づけしてもらえるように、 準備しておくことも大事でしょう。   委ねる人には、兄弟や甥や姪といった親族に なることが多いでしょう。   当然、自身が亡くなれば、 遺産を民法に定められた相続人に、 法律が定める割合で相続することになります。   特定の人に相続したいなら、 所定の手続きをした「遺言書」を 残しておくことが大切です。   ---------- 結論 ---------- このように考えてきますと、   賃貸に住む場合、 人との交流というかお付き合いが、 持ち家を持つより、 生涯、頻繁に必要になるようです。   とはいうものの、 分譲マンションを購入して住んでも、 戸建て住宅を購入して住んでも、   介護が必要になれば、 施設に入所したとしても、   ひとりだけで生活は成立たないでしょう。   従って、ここまで記述したことを参考に、   生涯、資金に「ゆとり」があり、 気ままに引越ししながら、 住みたいところに住むなら、   賃貸住宅は、 格好の住み家かもしれません!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   生涯、賃貸住宅に住む方は、   持ち家に住むより   お金の管理は必要になるでしょう!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   賃貸住宅とマイホームと   どちらいいのか?   論争されるところです!?   それは、その人の住まいに対する   ポリシーの違いです!   人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第557号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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時間を決めた買い物は節約できる!? (Fri, 25 Aug 2023)
  今回は、筆者がある講演会を聴講した時、 聴講者同士のディスカッションがあり、 そこで、話し合われた内容で、 筆者が思ったことを記事にします。   お伝えする記事の内容は次のとおりです。 ・物価高騰に対応しない買い物する時間を決めておく住宅を購入するときも同じ下調べ、準備が大切   --------------------- 物価高騰に対応しない --------------------- ここのところの物価高騰は、 家計に影響を受けている家庭も 多いようです。   しかし、そんな中、 私のところは今までと支出額は 変わらない。   物価が上がっても 自分のところは対応していない。   といった方も複数みえました。   その方々の話されたことは、 確かに、今までと支出額は変わらないようです。   しかし、食料品に限ってみても、   支出の内容は変えて、 今までより安価な品物を買うといったような、 「工夫」はされているようでした。   それより、物価が上がっても、 支出額が変わらない要因に、 次の理由があるようにも思ったのです。   --------------------------- 買い物する時間を決めておく --------------------------- それは、買い物する時間を決めて、 買い物をすることです。   この時間には、 主に2つの意味があります。   1つ目に、 スーパーなどで、 陳列されている商品が、 1割や2割、半額といった割引になる 時間帯に買い物に行くことです。   2つ目に、 お店の滞在時間を、 何分間と決めておくことです。   短めに、滞在時間を決めておけば、 あらかじめ決めた商品を買うだけで、 時間になり、   その店で、初めて目についた 予定外の品物を買うことはなく、   後々、衝動買いの無駄使いだったと、 反省することもなくなるようです。   -------------------------- 住宅を購入するときも同じ --------------------------- 滞在時間を決めて買い物をするのは、 食品などの買いものをするときに限らず、   住宅など高額な買い物をするときにも 言えることです。   住宅を購入するとき、 マイホームを持てる高揚感からか、   住宅販売会社の担当者が、 せっかくだからと勧められて、 購入を決めたものがあったとします。   しかし、住宅購入後、 落ち着いて考えてみれば、   建築資材を高価な品質に変えたため、 維持費の費用が余分に必要になった。   そもそも、必要のないものだった。   と、世間一般的には、 販売担当者の提案は有益なものであっても、   購入者個人にとっては、   購入物件を決め、 今後のスケジュールを決めて すぐに帰ればよかったのに、   長居をしたばっかりに、 その分、無駄にお金を使うことになった。   こともあるようです。   -------------------- 下調べ、準備が大切 -------------------- つまり、支出の額の大小に限らず、 何を買うのにいくら使うか、   事前にきめてから買い物に行けば、   その買い物をするだけで、 帰ってくることができます。   また、買いたいものはあるけど、 何を買ったらいいのかわからない、   買いたい品物の候補が複数あるとき、   そんなときは、 ・その店の滞在時間を決めておく ・その日は絶対買わない、予約もしない と、いったように決めておくことです。   また、後日あの品物はよかったと思っても、 ご縁がないものだったと 承知して割切ることは、 そんなに難しことではありません。   また、住宅など高額な買い物では、   購入するのに際して、 疑問に思っていることを事前に書出して、 販売担当者に質問して答えてもらえば、   担当者は、その道のプロですから、   その質問の内容から、 購入者がどのような住宅に住みたいのか、 その希望が具体的になり、 その希望に叶う、 購入物件の提案をしてくれるでしょう。   また、無駄な時間も費用も抑えることができ、 より快適に過ごせる住宅が購入できるでしょう。   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   買い物するとき、長居は無用!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   今回の記事は、   「趣味は買い物!」という方にも、   ご一考いただけると思っています!   人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第556号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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老後の人生の準備に必要なものはなにか ~記事発行11年間で思うこと~ (Fri, 18 Aug 2023)
2012年9月19日に第1号を発行して以来、 10年と10ヵ月、 今回、第555号を発行します。   そこで今回は、あらためて、 老後の人生の準備に必要なものはなにか、 考えてみます。   お伝えする記事の構成は次のとおりです。 ・老後の生活でいるものといらないもの値ごろ感のある買い物をする考えて買えば無駄な買い物はしなくなる自分で判断すれば間違いはない   ---------------------------------- 老後の生活でいるものといらないもの ---------------------------------- 年金が家計の主な収入となり、 現役時代より収入が減る老後の生活で、   現役時代と同じような生活をするためには、 年金以外に貯蓄が必要です。   その準備のために、現在の ・毎月の家計収入額 ・毎月の家計支出額 ・毎月の家計収支が黒字か赤字か  赤字の場合はその理由と解消する対策   以上3点を確認します。   次に、老後の家計収支と 貯蓄の毎月の取り崩す額を確認します。   もし、毎月収支がマイナスでも、 収入を増やすことは困難なことが多く、 家計収支を維持するために、   老後の生活で、 いるものといらないものに分けて、   今から、 支出額を減らして老後の生活の準備をします。   ---------------------------------- 値ごろ感のある買い物をする ----------------------------------- ここで問題になるのが、   たとえば、食品を買うのに 単に、今まで買っていたものを止めたり、 味の好みの合わないけど、 お値打ちな商品を買うようにしたとします。   そのまま続けることが出来ればいいのですが、 元通りの品物を買うように 戻ってしまうようです。   こうならないためには、 一品ごとの単価で、 お値打ちな買い物をするのではなく、   一日や1週間当たりの家計支出額を、 あらかじめ決めて、 その範囲内で買い物をした方が、   結果的には、老後の生活でも、 家計収支の均衡が保てるようです。   このことは、日頃の買い物のほかにも、 当てはまります。   保険商品を選ぶ時でも、   もし、その人に万が一のことがあった時、 その人の保障に必要な保険金額を算出して、 それに見合う保険商品を選べば、   将来、その商品が必要以上の保障で、 その分、保険料が高いための見直しを することもないでしょう。   つまり、値ごろ感のある保険を見極め、 加入したことになるのです。   ----------------------------------------- 考えて買えば無駄な買い物はしなくなる ----------------------------------------- 買い物をするときはいいものが買えた と思っても、 あとで、冷静に考えてみれば、 必要以上に、高いものを買ってしまったと 気が付くことがあります。   上述の死亡保険に加入するため、 保険商品を選択するのに、   その人の保障に必要な 保険金額を算出するだけではなく、   さらに、 公的年金の遺族年金受給見込額を算出して、   足りない分の保障を補うために、 民間の死亡保険に加入すればいいのです。   このように考えて、死亡保険に加入すれば、   さまざまな特約に加入して、 その分、 保険料が高くなることもなくなり、   また、過剰な保障を備えた、 高い買い物をすることもないでしょう。   同じことは、 住宅を購入するときや 金融商品を購入するときにもいえます。   ------------------------------ 自分で判断すれば間違いはない ------------------------------ 買っていいものなのか、 買わなくてもいいものなのか、   買うことは必要だけど、 もっとお値打ちなものがある。   このような判断は、 現役のうちに体に覚えさせておけば、 老後の生活でも家計運営に、 役に立つでしょう。   筆者はよく、 人は人、自分は自分と言っています。   自分の行動判断は、 自分で決めればいいのですが、   その判断をするために、 「人の振り見て我が振り直せ」   まわりの同じような行動をしている人を 参考にして、 自分で判断する参考にしてもいいでしょう。   つまり、老後の人生を準備するためには、   自身の人生は、   自分で決めることができる知識を、 また、不足するところは、 適切に、専門家に相談して、   自分で行動する判断の指針、 つまり、軸を身に付けておくことです。   これは、老後の生活でも引き続き、 活用できるでしょう。   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   家計は、   老後の生活で完成です!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   現役時代、   どんな家計収支だったか?   把握できていないと、   老後生活では、もっと把握できない!   人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第555号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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保険の見直しのできないある方の証言 (Fri, 11 Aug 2023)
加入中の保険を見直せば、 その方にとって、 適切な保障を得ることができます。   また、なりより 保険料の負担が軽くなります。   とはいっても、 「自分には不要な保険に加入しているようだ?」   といった、疑問は持っているけど、 実際に、保険を見直すことが、 できない方もいます。   そこで今回は、 筆者のところに訪れたことのある方の中で、 なぜ、今まで保険が見直せなかったか?   その方々のお話=証言をもとに、 定期(死亡)保険を例に、 その理由と対応策をまとめました。   お伝えする記事の構成は次のとおりです。 ・理由の多くはおなじ理由1:保険金額が分からない理由2:万が一の時の心配理由3:義理を欠いてしまう 証言が求めていること   ---------------------- 理由の多くはおなじ ---------------------- 保険を見直せない理由には、   その方の健康状態や家計に問題があるなど、 個々に対応すべき、 厄介な理由があることもあります。   しかし、理由の多くは、 証言から、 次の3つにまとめることができます。   順番に見ていきます。   ----------------------------- 理由1:保険金額が分からない ----------------------------- 今必要な保険金額がわからないので、 見直すことができないのです。   少し話が長くなりますが、 順に話をしていきます。   たとえば、定期(死亡)保険は、 その保険の対象者(被保険者)が、 万が一亡くなった時に、死亡保険金を 遺族などが受け取ることができます。   医療保険では、 被保険者が、入院したり手術をしたとき、 入院給付金や手術給付金を 受け取ることができます。   この死亡保険金や入院給付金などは、   加入した保険商品の約款により 保険会社に支払う保険料が定められていて、   万が一の場合は、規定の 保険金額や給付金額を受取ることができます。   ここまでは、保険の大枠の仕組みです。   では、この先は、定期(死亡)保険に絞って、 話しを続けます。   この死亡保険金を契約するとき 保険金額を決めます。   たとえば、夫婦とふたりの子どもがいる 4人家族がいたとします。   夫のAさんは、 主にその家の収入を稼ぐ大黒柱です。   万が一、Aさんが亡くなったら、 定期(死亡)保険金は、   子どもたちが、大学を卒業して、 独立するまでと、 その後、夫婦で生活する期間では、 違います。   また、Aさんが結婚して、 子どもが誕生するまでは、 保険に加入する必要すらないかもしれません。   なぜなら、 私たちは、すべて20歳から国民年金に、 会社員などは厚生年金に加入して 保険料を納付しています。   この年金には、万が一Aさんが亡くなると、 国民年金から、 Aさんの末子が高校を卒業するまで、 遺族基礎年金(※1)を受給できます。   また、厚生年金からは、 Aさん妻に、遺族厚生年金(※2)も受給されます。   (※1)遺族基礎年金の詳細は、日本年金機構HP遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)」参照   (※2)遺族厚生年金の詳細は、日本年金機構HP 「遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額)」参照   そして、これらの遺族年金で保障されないけど、 遺族に必要な金額の保障を、   保障の必要な期間を定めて定期(死亡)保険に、 加入するればいいのです。   これで、今どれだけの死亡保障が必要か、 把握できますので、 見直しも容易にできるようになります。   ---------------------------- 理由2:万が一の時の心配 ---------------------------- 今までは、死亡保険金が 1千万円の保険に加入していたのに、   「払い済み終身保険」を提案されて、 保険料の支払いはなくなったけど、   死亡保険金は200万円になるし、 「特約」はすべて解約するので、   心配で、見直すことができない。   また、保険会社の担当者から、 別の保険を進めらているので、 見直すことができない。   といわれる方がいます。   その方の万が一の死亡保障が、 公的な遺族年金を考慮して、 200万円でいいのであれば、   今まで支払ってきた保険料を、 ほかに家計支出に回すか、 旅行費用などに回してもいいと、 筆者は考えます。   --------------------------- 理由3:義理を欠いてしまう --------------------------- 現在加入している保険に加入した経緯が、   保険募集人が親せきの人とか、   上記のAさんの場合、 保険会社の担当者から、 新卒で会社に入社した時や 結婚、子どもが誕生したときに、 ささやかなお祝いをもらっているので、   面と向かって保険を解約する話はしづらい。 といったような話を聞くことがあります。   つまり、家計の支出より、 義理を欠く方に重きを置かれる方もいます。   家計の無用な支出より義理の方が大切ならば、 その分の負担は、致し方ないかもしれません。   しかしこのように、 記事にして客観的に表現すれば、 その方の保険を見直す行動も 客観的になれることでしょう。   -------------------- 証言が求めていること -------------------- 元来、保険商品は、 貯蓄と保障を兼ね備えた金融商品です。   また、万が一のとき、 家計の負担を軽減するために加入します。   たとえば、毎月1万円ずつ20歳から、 40年間保険料を支払えば、 60歳になれば480万円支払ったことになります。   保険金を2倍にすれば、 単純に、 保険料が2倍になる保険商品もあるでしょう。   長期間にわたり、家計の軽減どころか、 重荷となりかねません。   支払った保険料にどれだけの保障が見込めるか、 ここが、保険商品を見直す本質であり、 証言が、求めていることです。   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   保険はお守りではなく   金融商品のひとつです!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   今まで入っていた保険をやめてから、   保険金のいることが、   なにか起きるかもしれない!?   しかし、今までの保険をやめるのは、   何かあっても、   対応できる準備が整ったからです!     人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第554号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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当初の予定通り住宅を購入する方法 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: (Fri, 04 Aug 2023)
住宅購入の相談にみえた方が新居に住み始めて、   「注意していたのに、 余分なものまで買って、 購入予算をオーバーしてしまった。」   と、言われることがあります。   そこで、今回は、 当初の予定通りに住宅を購入する方法を 考えてみます。   お伝えする記事の構成は次のとおりです。 ・予算と支払う金額の違い 錯覚で予定外のものを買う ・住み始めて本当に必要なものは見つかる ・予定外のものを買わないために   -------------------------------- 予算と支払う金額の違い -------------------------------- 住宅を購入する場合、 あらかじめ決めておいた予算より、 支払額が多くなることがあります。   予算と実際に支払う金額の差が出るのは、 2つの場合があります。   注文住宅に限らず建売住宅でも、   ひとつは、 建築途中で、家を建てるためにまた住むために、 必要になった費用です。   もうひとつは、 購入する必要はあるけど、 必要以上に高額なものや または必要でないものまで購入する費用です。   前者の場合は、たとえば、 ・部屋の明かりを取るために 予定以外のところに窓を作るための、 サッシの窓枠やガラス代   ・となりの家と接近している窓に、 目隠しを設置する費用   といった追加の費用です。   後者は、たとえば自家用車の駐車場を、 当初は、舗装するだけだったけど、   しかし、用心が悪いのでチェーンポールをつけるか (費用約15万円)、 雨が降った時のことや車の日焼け予防のために、 カーポートをつくる(費用約45万円)、   いっそのこと車庫を作っておけば、   車はすっぽり入るし倉庫としても使えるかも? (シャッターは手動か電動かでいずれも費用は、 100万円以上)と、   費用がだんだん増えていくことです。   なお、車庫を建てるには、建物と同様、 自治体に建築申請が必要になります。   また、新居への引越しと同時に、 新品の照明器具や電化製品、家具を 揃えようと計画している家庭もあります。   ここは、今まで住んでいた住宅で 使っていたものを新居でも使うとか、   また、新品を買うにしても、   どんな機能が必要か、あらかじめ調べて、 また購入予算も決めていかないと、   予算以上の値段の品物を購入することがあります。   このようなことを積み重ねていくと、 予算と支払う金額の間に相違が、 つまり、予算オーバーになっていくのです。   --------------------------- 錯覚で予定外のものを買う --------------------------- 新居に引越して生活を始めて 落ち着いたころに、 購入したもの支払いも始まります。   「なぜ、このようなものを買ってしまったのだろう。 購入を決めた時、もう少し考えればよかった。」   と思うことがあった。と、 筆者は、住宅を購入した人から聞くことがあります。   確かに、高価なものを 買ってしまうこともあるようです。   なぜ、そのようなことになるのでしょう?   日頃の金銭感覚が変わってしまっていること、   錯覚で購入することも多いためです。   数千万円の住宅を購入するために、 10万円、100万円単位の打ち合わせが 頻繁に行われるとき、   1万円単位の買い物をしたり、 せっかくだから、2,3万円違うだけだからと 品質のいいものを購入するためです。   このような買いものが続けば、 住宅ローンの返済資金は、 予算化できていても、 予定外の支出に、悩むことになりかねません。   -------------------------------------- 住み始めて本当に必要なものは見つかる -------------------------------------- 新居で生活をしてみると、 本当に必要なものが 見つかることもあるようです。   たとえば、1階から2階、3階への階段が、 思ったより急なため、 転落防止のために、滑り止めや手すりを 付けることです。   しかし、家計的に すぐには購入できないこともあります。   --------------------------------- 予定外のものを買わないために --------------------------------- つまり、住み始めから、 本当に必要なものを購入するのも、 無駄にお金を使わないひとつの方法です。   家計の支出は、 住宅購入以前より締める覚悟で、   何を購入するにしても 本当に必要なものか、 購入前に自問する習慣をつけたり、   万円単位の買い物は夫婦で、 購入するメリットとデメリットを 話合いお互い了解しあって購入する。   このくらいの対応を習慣化すれば、 予定外や必要以上に高価なものは買わない 防衛になるでしょう。   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   住宅購入をするとき、   住宅本体以外の買い物準備も大切です!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   住宅を購入して、   ついでに、高級な新車も購入!   いつのまにか、   「house for sale」   悪夢か、一時でも過ごせればいいのか!?   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* 住宅購入の相談にみえた方が新居に住み始めて、   「注意していたのに、 余分なものまで買って、 購入予算をオーバーしてしまった。」   と、言われることがあります。   そこで、今回は、 当初の予定通りに住宅を購入する方法を 考えてみます。   お伝えする記事の構成は次のとおりです。 ・予算と支払う金額の違い 錯覚で予定外のものを買う ・住み始めて本当に必要なものは見つかる ・予定外のものを買わないために   -------------------------------- 予算と支払う金額の違い -------------------------------- 住宅を購入する場合、 あらかじめ決めておいた予算より、 支払額が多くなることがあります。   予算と実際に支払う金額の差が出るのは、 2つの場合があります。   注文住宅に限らず建売住宅でも、   ひとつは、 建築途中で、家を建てるためにまた住むために、 必要になった費用です。   もうひとつは、 購入する必要はあるけど、 必要以上に高額なものや または必要でないものまで購入する費用です。   前者の場合は、たとえば、 ・部屋の明かりを取るために 予定以外のところに窓を作るための、 サッシの窓枠やガラス代   ・となりの家と接近している窓に、 目隠しを設置する費用   といった追加の費用です。   後者は、たとえば自家用車の駐車場を、 当初は、舗装するだけだったけど、   しかし、用心が悪いのでチェーンポールをつけるか (費用約15万円)、 雨が降った時のことや車の日焼け予防のために、 カーポートをつくる(費用約45万円)、   いっそのこと車庫を作っておけば、   車はすっぽり入るし倉庫としても使えるかも? (シャッターは手動か電動かでいずれも費用は、 100万円以上)と、   費用がだんだん増えていくことです。   なお、車庫を建てるには、建物と同様、 自治体に建築申請が必要になります。   また、新居への引越しと同時に、 新品の照明器具や電化製品、家具を 揃えようと計画している家庭もあります。   ここは、今まで住んでいた住宅で 使っていたものを新居でも使うとか、   また、新品を買うにしても、   どんな機能が必要か、あらかじめ調べて、 また購入予算も決めていかないと、   予算以上の値段の品物を購入することがあります。   このようなことを積み重ねていくと、 予算と支払う金額の間に相違が、 つまり、予算オーバーになっていくのです。   --------------------------- 錯覚で予定外のものを買う --------------------------- 新居に引越して生活を始めて 落ち着いたころに、 購入したもの支払いも始まります。   「なぜ、このようなものを買ってしまったのだろう。 購入を決めた時、もう少し考えればよかった。」   と思うことがあった。と、 筆者は、住宅を購入した人から聞くことがあります。   確かに、高価なものを 買ってしまうこともあるようです。   なぜ、そのようなことになるのでしょう?   日頃の金銭感覚が変わってしまっていること、   錯覚で購入することも多いためです。   数千万円の住宅を購入するために、 10万円、100万円単位の打ち合わせが 頻繁に行われるとき、   1万円単位の買い物をしたり、 せっかくだから、2,3万円違うだけだからと 品質のいいものを購入するためです。   このような買いものが続けば、 住宅ローンの返済資金は、 予算化できていても、 予定外の支出に、悩むことになりかねません。   -------------------------------------- 住み始めて本当に必要なものは見つかる -------------------------------------- 新居で生活をしてみると、 本当に必要なものが 見つかることもあるようです。   たとえば、1階から2階、3階への階段が、 思ったより急なため、 転落防止のために、滑り止めや手すりを 付けることです。   しかし、家計的に すぐには購入できないこともあります。   --------------------------------- 予定外のものを買わないために --------------------------------- つまり、住み始めから、 本当に必要なものを購入するのも、 無駄にお金を使わないひとつの方法です。   家計の支出は、 住宅購入以前より締める覚悟で、   何を購入するにしても 本当に必要なものか、 購入前に自問する習慣をつけたり、   万円単位の買い物は夫婦で、 購入するメリットとデメリットを 話合いお互い了解しあって購入する。   このくらいの対応を習慣化すれば、 予定外や必要以上に高価なものは買わない 防衛になるでしょう。   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   住宅購入をするとき、   住宅本体以外の買い物準備も大切です!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   住宅を購入して、   ついでに、高級な新車も購入!   いつのまにか、   「house for sale」   悪夢か、一時でも過ごせればいいのか!? 人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第553号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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住宅購入物件を見直すことができますか? (Fri, 28 Jul 2023)
筆者のところにある住宅購入の相談は、 ・住宅購入の検討を始める前 ・複数の物件から購入物件を決めかねているとき ・購入する住宅を契約する直前 といったタイミングが多いです。   その中でも、最後の契約直前の相談は、   相談を受ける側の筆者としても、 大げさではなく、 相談者やその家族の家計や人生に 影響を及ぼしかねなく一番緊張します。   そこで、今回は、 住宅購入の契約をする直前での相談で、   結論として、 この物件の購入は見直した方がいい、 といった根拠ある結論に達したとき、   無理に購入しないために すべきことを考えていきます。   お伝えする記事の構成は次のとおりです。 ・住宅購入の契約直前に相談する理由物件を精査するポイント物件購入後に起こったこと ・まとめ   -------------------------------- 住宅購入の契約直前に相談する理由 -------------------------------- 住宅購入の契約をする直前になって、   ・漠然と契約することが心配になった ・住宅の販売業者や 住宅ローンを契約する機関からは、  滞りなく返済できるといわれているが大丈夫か ・親や親族、友人の体験などから、 その物件購入は止めた方がいいといわれている   といった、今までは問題と思っていなかったことが、 急に、不安になることがあります。   そこで、 ・それでも契約を決めている住宅を、 購入してものいいのか   ・止めた方がいいならその根拠はなにか   そして、契約をするにしても やめるにしても、   そのあと押しをしてほしいための相談です。   ------------------------- 物件を精査するポイント ------------------------- このような相談を受けた場合、 筆者は、FPとして 相談者が納得できる回答をしていきます。   最初に、 なぜ契約する住宅を購入したいのか うかがいます。   次に 相談者が心配していることです。   たとえば、住宅購入資金の融資を受け、 その資金を住宅ローンを組んで返済するのに、 滞りなく完済できるか心配になってきた。 といったことです。   この段階での相談では、すでに相談者は、 住宅ローンを契約する機関の本審査を 通っている場合が多いのです。   しかし、あらためて、 相談者のこれからの少なくとも 返済期間中の家計収支の推移を シミュレーションしてみます。   次に、購入物件が、 購入する地域の他の物件と比較して、   高額な場合は、   立地がよく需要が多い物件だとか、   また、通常より、 建築資材の材質や内装、電化設備などに、 品質がよく高額だけど長持ちするものを 使用している。   といった、納得できる理由があれば、 それが本当に必要なのかは、別の問題として、 価格の面では納得できます。   しかし、あまりにも安価な物件の場合は、 ただ安いからではなく、   安くなるその理由が、 購入後に問題になることもあり、   その理由を相談者が知って納得して、 購入するのか確かめます。   必ずしも、すべての相談者に、 上述の話をするのではなく、 また、上述以外の込み入った内容に なることもあります。   つまり筆者は、 FP業務のお金の専門家として、 また、住宅購入する相談者と同じ目線で、 安心して住宅購入の契約ができるか、 精査をするのです。   --------------------------- 物件購入後に起こったこと --------------------------- そして、相談者の不安を、 払しょくできればいいのですが、   なかには、 ・家計収支や貯蓄から住宅ローンの完済が難しい ・購入物件の価格に問題がある   といった理由で、 ほかの物件をあった方がいいといった結論に、 達することもあります。   その場合、たとえば、 どうしてもその物件を購入したいため、 極端にまで、 家計支出を減らす家庭もあります。   家計支出を減らすことが継続できれば、 家計支出の節約にも期待できます。   しかし、支出の削減が続かなかったら、   住宅ローン返済は滞り、 購入したマイホームを 手放すことにもなりかねません。   このようなことになってから、 「やはりだめだった」と連絡をいただいても、 もはやFPの業務の範囲を超えています。   住宅ローンを返済している機関に、 ありのまま話して、善後策を検討するように、 はなしをすることになるでしょう。   --------- まとめ --------- 従って、言い尽くされていることですが、   住宅を購入することは、 生涯で、幾度ない 高額な買い物をすることです。   高額な買い物をする経験がないので、 実感のないままに、   高額な買い物をしようとして、 買わない方がいいと気づくのが、 住宅購入の契約をする直前の時もあります。   どんな買い物をするにも、 買ってもいいのか、 不安があるままで、 いいものが買えるでしょうか?   自信を持って、 いいものを買いたいものです。   高額な住宅購入だからこそ、 言えることでもあります。   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   住宅を購入することは資産をもつこと   身に即した資産が自然です!     *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   住宅購入は、   人生のタイミングにも左右される!?     人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第552号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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生命保険を見直すコツ (Fri, 21 Jul 2023)
  先回は、 「払い済み保険の利用方法」について、 お話いたしました。   「払い済み保険」とは、 保険に加入するとき、 そのような保険商品があるのではなく、 今まで加入していた、 保険を活用しながら、   保障の内容と保険料の負担を 見直す方法のひとつであり、 ひいては家計支出を減らす方法でも、 ありました。   そこで今回は、 保険商品に加入することで、 家族の成長にあわせて、 その時ごとの適切な保障を得て、 さらに、家計支出を減らすために   久しぶりに、 生命保険を見直すコツについて、 お話いたします。   お伝えする記事の構成は次のとおりです。 ・保険を見直すタイミング ・保険を見直す項目 ・適切な保障を補うとは見直すコツ   ------------------------ 保険を見直すタイミング ------------------------ 今まで加入していた保険を見直す タイミングとしては、   結婚、子どもの誕生、住宅の購入、 子どもの独立、退職といった、 人生のターニングポイントを迎え、 保険商品に求める保障の内容が、 変わるときです。   また、更新型などで、 保険料が一定の期間ごとに高くなる保険に、 加入していて、 保険会社から保険料が高くなると、 通知が来た時もそのタイミングでしょう。   ------------------- 保険を見直す項目 ------------------- 保険を見直す項目として、   加入している死亡や医療保険の ・保障内容 ・保険料 ・被保険者(保険の対象になる人)に必要な保障   といった内容を精査します。   --------------------- 適切な保障を補うとは --------------------- ここに、Aさん夫婦と小学生と中学生の 子どもの4人家族がいたとします。   たとえば、この家族の夫Aさんが、 医療保険に加入すれば、 病気やケガで入院や手術を、   また、定期(死亡)保険に加入すれば、 夫Aさんが亡くなった時の 残された家族、遺族の生活費などを、   貯蓄だけでは、賄うことのできないお金を、 定期(死亡)保険に加入することで、 保険金で保障してもらうことができます。   ただし、この保障の金額を高くすれば、 その分、保険会社に支払う保険料も 高くなります。   従って、適切な保障とは、   医療の保障は医療保険で、   たとえば、夫Aさんが入院した時などに、 1ヵ月あたりの医療費の支払いが高額になり、   公的な健康保険からの「高額療養費(※1)」で 補うこともできない分を、 医療保険に加入して補えばいいのです。   また、死亡の保障も、 万が一夫Aさんが亡くなったときは、 遺族厚生年金(※2)を妻が受給できます。   それに加えて、末子が高校を卒業するまでは、 遺族基礎年金(※3)も受給できます。   ただし、家族の成長によって、 遺族の必要な保障額も変わってきます。   そこで、公的な遺族保障を補う金額を、 定期(死亡)保険で補えばいいのです。   <参考> (※1)生命保険文化センターHP 「高額療養費制度について知りたい」 (※2)日本年金機構HP「遺族厚生年金」 (※3)日本年金機構HP「遺族基礎年金」   ----------- 見直すコツ ----------- 従って、加入している保険を見直すコツは、   まず家計の ・将来にわたり家計収支を把握する ・自身や家族に必要な支出金額も知る   給与から保険料を天引きされている社会保険料、 また自営業の方も国民年金や国民健康保険料を 納付している、 ・公的年金制度(遺族、障害、老齢年金の受給額)や 健康保険の内容とその時ごとの受給額を把握する   そして、加入中の定期(生命)保険や医療保険の ・加入中の保険の保障内容を熟知する ・万が一のときに、 保険商品から支給される保険金額を確認する   といった内容を確認します。   そして、保障される保険金額が必要以上であれば、 加入中の保険が、 保障の内容を変えることができれば減額し、 できなれば、加入中の保険は解約して、 保障に見合う新しい保険に加入します。   また、先回の記事のように、 「払い済み保険」に変えたりもして、 家計の負担を減らします。   また、保障の内容が公的な保障で十分、 また今後も不要なら、 その保険は解約します。   ただし、保険を見直すときは、 必ずしも、保険料を減少されることを目的とせず、   一時的にせよ、 保障を厚くして保険料を上げた方が、 いい時もあります。   従って、その時期に適した保障が得られる、 定期(死亡)保険や医療保険に加入しているか、   この部分を確認することが、 保険を見直していくコツです。   そうすれば、 家計支出の改善にもつながるのです。   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:* ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   加入中の保険の保障内容が分かっていれば、   その分、家計の節約も可能です!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   保険を見直すには、   いささか遠回りと思えど、   健康保険や年金保険といった、   公的な社会保険の内容を知ることで、   保険料の節約も可能です!   人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第551号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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払い済み保険の利用方法 (Fri, 14 Jul 2023)
現在加入している生命保険で、 保険料の支払いをやめて、   ・保険期間はそのまま継続 ・保険金額は少なくなる   といった、払い済み保険に、 変更できる保険があります。   今回は、この払い済み保険の利用方法を、 見ていきます。   なお、各保険会社また加入中の保険商品によって、 払い済み保険に、また記事の内容通りに、 変更できない場合があります。 詳細は、 加入中の保険会社に問い合わせてください。   お伝えする記事の構成は次のとおりです。 ・払い済み保険にできる保険 ・払い済み保険のしくみ ・払い済み保険のメリット払い済み保険のデメリット ・ライフプランに即した保険   --------------------------------- 払い済み保険にできる保険 --------------------------------- 払い済み保険にできる保険は、   まず、いわゆる掛捨ての保険は対象外です。   解約返戻金や満期保険金(保険会社によって 名称が異なる)がある、   ・終身(死亡)保険 ・養老保険 ・個人年金保険   といった、貯蓄型の保険が対象です。   -------------------------- 払い済み保険のしくみ -------------------------- 払い済み保険のしくみは、   保険料の支払いをやめて、   解約返戻金をもとに、 ・今までの契約と同じ保険期間 ・死亡保険など同じ種類の保険または養老保険に変更 ・保険金は今までの契約より少なくなる ・各種特約は消滅する ・払い済みに変更しても解約返戻金は運用される   といったしくみの保険です。   払い済み保険に変更したくても、 ・最低保険金額 ・加入期間 ・現在の解約返戻金が少ない   などの理由で払い済み保険に 変更できないこともあります。   従って、 ・現在加入している保険を、 払い済み保険にできるか ・払い済み保険にした場合の 保険金額はいくらになるのか   といった変更した時の詳細は、 加入している保険会社に、 問い合わせてみてください。   ---------------------------- 払い済み保険のメリット ---------------------------- 払い済み保険のメリットは、   ・保険金額は減少するものの、 解約することなく保険契約を継続できる ・保険料の支払いがなくなる ・解約返戻金が増える(保険会社に確認要)   といったことがあげられます。   ---------------------------- 払い済み保険のデメリット ---------------------------- 払い済み保険のデメリットは、   ・保険金額が減少する ・特約の継続はできない (ただし、リビング・ニーズ特約(※)は、 一般的には継続される) ・加入している保険会社から積極的な  払い済み保険への変更の提案は少ない   このなかで、特約がなくなるということは、   もし、死亡保険に加入していて、 入院給付金といった医療保障の特約も、 契約しているとき、   死亡保険を払い済みに変えたら、 医療保障の特約の保障はなくなります。   今後とも、医療保障が必要なら、 別途、医療保険に加入することが 必要になります。   (※)リビング・ニーズ特約とは、 保険会社や保険商品によって、 また、保障の内容は異なるが、   保険の対象者(被保険者)が 余命6ヵ月以内など、 余命期間が診断されたときに、 死亡保険金の一部または全部を 生前給付金として受け取ることができる 特約のこと。   ------------------------------- ライフプランに即した保険 ------------------------------- そもそも、保険に加入する目的は、   私たち全員が加入している 国の社会保障の年金保険制度での、   健康保険、介護保険や 老齢や遺族、障害年金からの保障を 補うためです。   従って、必要以上に 保険に加入することはないのです。   たとえば、お子さんのいる家庭では、 その子が学校を卒業して独立すれば、   親の死亡保険金額は、 減額してもいいでしょう。   自身や夫婦で描いた、 ライフプランに即した保険に、 加入すれば良いのです。   そこに、 払い済み終身保険を利用することも 可能なのです。   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆  今週のポイント *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   必要な保障だけに保険を見直すと   家計の負担も減るでしょう!   *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: ◆ 編集後記 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:   加入している保険を   変えることのできない原因は、   思い込みかも!?   人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第550号) Photo by photo ac 「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です
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